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6/26   
疲れていて動きたくなかったので一日中家に居ました。二度寝三度寝して少しずつ気力が出てくる。資料整理などして過ごす。


6/27   
昨日昼寝したにも関わらず夜はよく眠れました。まだ疲れはあるけれどだいぶ良くなったので通常通り出勤。書類処理、メール対応をして溜まった仕事を片付けていく。軽いものはだいたい終わったので、時間を使って重い仕事にとりかかります。まずはproposalの再投稿へ。要請された修正をして内容を強化する。


6/28   
奥さんが学会賞をとったので、ささやかなお祝いで良い昼食に行きました。前は落ち込んでいたけどすっかり機嫌よくなりました。あとは出張中で伸び放題になっていた表庭の芝を刈り、ご飯を作って休む。


6/29   
午前中休んで仕事。proposalを書き進める。


6/30   
医者の問診。ビタミンDの数値はだいぶ良くなり正常範囲になりました。薬は暫く飲み続けて様子を見ることになります。血圧も安静時は正常。しかし別な検査を受けるように言われ、まだ診療は続くようです。

奥さんの該外出張用ビザ取得のためdowntownへ行く。今回は初めて電車に乗ってみました。運転と駐車場探しの心配をしなくていいのと、それなりに安いので便利です。時間がかかるのと運転が荒いのがマイナスですが、この電車はそのうち家の近くまで延伸されるので、そうなると便利になりそうです。

疲れたので少し昼寝し、proposalの仕上げにかかる。図を修正してストーリーを改良し、一通り書き上げる。あとは見直しをして先生に送ります。


7/1   
甲状腺の超音波検査を受ける。朝に予約の電話をしたら午後に受けられるという素早さでした。結果は数時間以内に出て、要追加検査と言われました。どうやら腫瘍があるらしく、良性か悪性かの検査をすることに。今まで気にしていませんでしたが、言われてみれば何時の頃からか喉の左側が右側より大きくなっており、何かあるという感覚がはっきりしてきました。一般的には大きな問題では無いらしいけれど、診断が出るまでは心配です。親戚のおじさんも似た症状で手術しており、遺伝性というネットの説明に今のところ当てはまっています。

proposalを書き上げ先生に送る。先生の分も届き、読んでいきます。合間にはproposalでよくあるコメントについて研究し、今後に役立てようとしています。


7/2   
奥さんのビザ申請でまた出かける。今回は車でなるべく早く済ませる。午前中これで時間と体力を使う。疲れて仕事の能率が落ちてますが、先生のproposal添削を終え、コメント研究を終えて一通り自分なりのポイントをまとめる。ようやくproposal作業は落ち着きつつありますが、まだたまっている仕事があり、どんどん進めていかなければいけません。


7/3   
今日はほぼ丸一日時間があったので、proposalの仕上げをし、溜まっている仕事の一つにとりかかる。論文の下調べをして文章にまとめていかなければいけません。慣れない仕事ですが、いい勉強だと思って。夜は早めに帰って鍋料理。


7/4   
独立記念日で休日です。家で休みながら仕事しようと思っていましたが、友人らに誘われ映画館へTransformerを見に行く。アニメではなく実写版です。ロボット物のアニメで育った身としては、実写版は派手になりすぎている印象でした。迫力があるのはいいですが、あまりにも物を壊しすぎているような。終わったら皆頭痛気味。

帰宅して今日も鍋料理。少し仕事を進めておく。


7/5   
ワールドカップを横目で見ながら書類書きの仕事を終わらせる。今日は比較的時間があったので、溜まっていた研究会のまとめをしたり、論文を読んだりする。あとはニュースを眺めたりしてリラックス。


7/6   
研究会まとめの続き。幾つか面白い文献に出会って、色々既にやられているのを理解するとともに、考えを進める上で参考になりそうに感じます。その後は次の研究会に向けての発表準備。作図が中心ですが、共同研究者に計算の手伝いをしてもらうこともあり、早めに進めていきます。計算は今日のところは思ったようには行かず、方向性の修正を迫られることになりました。


7/7   
昨日の続きでさらに理論的側面を検討する。昨日同様思ったとおりにならず頭を抱えてしまう。やはり見切り発車で進めるのはまずかったかと後悔の念が。しかしまだ諦めるわけには行かず、とりあえずじっくり眺めて考えるしかないと思い、データをもらって自分で図示してみる。一日検討した結果、場合によっては期待した方向になっていることに気づき、何とか説明することが出来そうです。前に進みそうで少し安心。


7/8   
さらに作図を進めてストーリーを固めていく。一応一通り出来ました。すっきりしない部分があって要調査だけれど、ひと区切りつけたのは良かった。先生から頼まれた雑用や論文読みをしながら残りの時間を過ごす。


7/9   
先生から大量に仕事が入ったので、そちらにだいぶ時間を取られる。簡単に済むと思われているようだけれど、これだけで二、三日かかりそう。合間に自分の仕事をするけれど、なかなか良い例が見つからず困ってしまう。更に合間に論文を読んだり学生の様子を見たり。


7/10   
先生と共同研究者からの仕事と学生の研究相談で一日費やす。小さな仕事も積み重なるとかなり時間を取られます。今月中にもっと進める予定なのに、なかなか前に進んでいる気がしません。


7/11   
昨晩にまた火災報知機バッテリー切れアラームが鳴り、朝方まで眠れませんでした。やっと寝たと思ったら起こされ、気分が悪いので一日中家にいることにしました。昼寝もできず、やや能率の悪い状態で仕事を進める。といっても頼まれた昨図を続けるだけなのであまり実りのないまま一日が終わる。奥さんは小さなことで気分を害してだらしないとか言ってきて、火に油を注いできます。やる気を無くします。


7/12   
食料品の買い出しをし、庭の樹木の手入れをする。しばらく切っていなかったので伸び放題でした。三時間ほどかけてようやくひと通り終える。休む間もなくごはん作りをして疲れて一日を終える。


7/13   
ワールドカップ決勝を見てから仕事に行く。頼まれた仕事を一部終えてから自分のデータ処理。


7/14   
今日も頼まれごとの処理で一日費やす。ほぼやり終えたと思うけれど、疲れてしまい自分の仕事ができない。


7/15   


甲状腺腫瘍の検査で大学病院に行く。今までの小さな別棟医院と違い本体の病院なので規模が大きい。奥に連れて行かれ、今回は喉を針で差し、腫瘍のサンプルを取ります。準備も含め45分ほどかけて5回。超音波で喉の断面を写し、針が入っていく様子が生々しく見えます。ドップラー検査で血管の位置がわかるので、それを避けて腫瘍に刺さるように先生がうまくコントロールしていきます。事前によく説明され、手馴れている様子だったので安心して任せていられました。

良性か悪性かの結果が出るのを数日待ちます。一週間程度は腫れが続くと言われました。氷嚢を渡されすぐに追い出され、患部を冷やす間もなく病院を後に。仕事場に行くバスの中でも氷嚢を当てながら。

7/16   
久々にほぼ丸一日落ち着いて仕事。細かいことを片付けながらですが。しかしここ数日昼間になると疲れて仕事に集中できない日々が続いています。少し昼寝して回復しましたが、何とかならないものか。おまけに昨日の検査後から喉の腫れがあり、外からはあまり目立ちませんが声が出しにくいのと、物を飲み込む度に違和感があります。


7/17   
奥さんが近郊の研究所でセミナー発表をするので運転手として行く。こちらはスーパーの駐車場に待機し仕事をする。この時までは調子良かったけれど、昼過ぎからだるくなり、仕事場についた頃には頭が回らなくなってしまい、夕方には帰宅。やや熱がありそう。少し眠って少しだけましになる。


7/18   
調子は昨日と変わらず。喉の違和感は終日続く。午後になると疲れで仕事にならないので、早めに昼寝で体力回復し、少しでも仕事を進められるようにする。夕方にももう一度短く寝て、何とか無駄な時間を減らすようにする。


7/19   
調子が悪いこともあり、今週は近場で買物を済ます。早めに帰宅し少し休んでから庭掃除をする。終わって少し昼寝し、夜は出張準備で時間を過ごす。体を動かしたことが良かったか、夜になりだいぶ気分が良くなりました。


7/20   
9時間眠って起きてみたら少し喉の腫れが小さくなった気がして、気分もマシになっていました。今日はそれなりに動けそうです。ご飯を作ってから仕事に行き、出張準備、データ処理をして過ごす。


7/21   
今日は大きく凹みました。喉の腫瘍検査結果が出て、医者にすぐ来るよう呼び出されました。結果は悪性腫瘍。手術して取り除く必要があると言われました。今週末から出張だったけれど、悪化を防ぐのと早く処置するために行かないよう勧められました。想定内ではあったけれど、その中で一番悪い結果となってしまいました。救いであるのは、悪性の中でも他に転移する可能性が低いものなので、一般的には取り除いて軽いリハビリで元の生活に戻られるということです。そうであることを切に祈ります。

数週間以内にに手術担当の医師に見てもらい、具体的な手続きに入ることになります。それまでは安静にしつつ普段通りの生活に近い形で過ごすことになります。

しかし精神的ショックは大きい。家に帰ってここ数年で一番泣きました。特にこれといった外的要因があった覚えはなく、遺伝によるわけでもなさそうで、なぜこの若さで命の心配をしなければいけないような病気になってしまったのか。全く想像していなかったことで、やるせなさとこの先への不安が募ります。

web上から情報収集し、症状や手術や術後についてだいぶ様子がつかめました。数時間の手術と数日のリハビリで済み、余命への影響は小さそうです。しかしかなりの確率で一生薬を飲み続けること、定期的な検査による再発可能性の監視をしなければいけなくなりそうです。自分は健康だと思っていたので、生活に変化が出ることへの重さから気持ちが沈みます。

とにかく出張を全キャンセルしなければいけなくなったので、航空券、宿、学会などへ連絡を入れ、キャンセルや変更手続きをとります。ほぼ準備が整っていたものをキャンセルしていくのはとても心が痛みます。奥さんに発表資料を託すことになります。一人で行ってもらうのは心配ですが、行ったほうが本人のためになるだろうし、手術までは自分で何とかできそうですし。手続きを手伝ってもらったり、励ましてもらったり感謝しています。


7/22   
気分はかなり沈んでいますが、一応昨晩は眠れたようです。先生や担当学生に報告し、理解を得るよう求めました。

現実を受け入れ、なるべく落ち込まず、ストレスを貯めず、昼寝や外を出歩く時間を増やすなどリラックスする、焦らずゆっくり平和に生きていく、といったことを心がけていきます。

しかし喉の違和感は続いており、仕事はしているものの集中はあまり持続しません。悪いものが喉元にあると分かった今、どうしても精神的に悪い方向に引きずられてしまいます。さらに時折、現実の厳しさから気分が落ち込み泣いてしまいます。これを含めて受け止めて生きていかなければいけません。


7/23   
今日は喉の腫れはひどくなく、昨日までよりは気にならずに一日過ごせました。普段よりペースを落としつつも仕事は進めていきます。食欲がやや落ち気味なのと、相変わらず疲れやすいのが気になるところ。

奥さんの先生とそのご婦人とが心配して話をしにきてくれました。手術入院を何度か経験されているので、この先どういったことが起こるのかという話を聞きとても参考になりました。入院は日本でも一度したことがあるけれど、手術は経験ないですし、しかも外国でなのでどういう形で進んでいくのかがある程度想像できたのは良かった。保険がかなり効くのと、UCLAは良い医者が多いので、そういう意味での心配はしなくて良さそうです。親身になってくれてとても嬉しいです。その優しさに涙が出てきます。


7/24   
調子は昨日と変わらず。違和感が出る頻度が下がったおかげで、目の前のことに集中できる時間が増えました。学生の様子を見たり、事務作業をしたりして過ごす。相変わらず昼間には疲れて眠くなり、効率は落ちたままです。


7/25   
学生の様子を見て、細かい仕事を終わらせた後にはproposal書きを進める。亀のようにしか進んでいませんが、これをあと一週間くらいで何とか目処を付けたい。今週は基本的に早く帰宅するようにしており、夜にはほとんど仕事をしていません。家の用事をしたりするので休んでいるわけではないですが、仕事から離れる時間が増えています。


7/26-27   
奥さんが学会と休暇のため出発するので空港まで見送りに行ってきました。自分も一緒にいくはずだったけれど、手術に備えるために残念ながらこちらに残ります。自分の分まで楽しんできてもらいたいものです。

これから約一ヶ月は一人で生きていかなければいけません。普段は家事を分担するので、一人でこなすのはかなりの労働になります。まずはスーパーで食材を買い、3日分のご飯を作る。昼寝して休んでから洗車する。

これを機に、生活習慣を見直すことにします。ストレスを溜めない、運動量を増やす、食べ物に気をつけるといったところが大事そうです。ストレスは仕事生活する上でどうしても避けられませんが、ある程度は受け止め方など心の持ちようだったり、納得する方法を考えたり、早期に発散するよう努めたりして今までより軽減できるのではないかと思っています。今回のことも、情報収集する中で気分が落ち着いてきて、現実を受け止めようという気になりました。

運動は前から少ししていたけれど、もう少しやらないといけなさそうです。食事も前から肉を避け野菜を増やすよう気をつけていたけれど、塩分を下げたり食材に気をつけたりと一層注意を払う必要性を感じます。ビタミンD欠乏症はなぜ起きたのか未だに見当がつかず、これが何らかの問題を引き起こしていた可能性はありますが、ビタミン剤をとれば数値は上がっているのでこれを続けていくことになります。

飲酒喫煙、暴飲暴食、夜更かしなどからだに悪いことは基本的にしないので、まだ三十代前半なのにさらに健康に気をつけなければいけないとは想定外でした。不自由な生活になりますが、さらなる問題を避けるためにも現実を受け入れざるを得ないように思えます。


7/28   
通常通り出勤し仕事。proposalをどんどん進めます。核になる部分はもう暫くで目処が付きそう。あとは学生の研究相談、メール対応、外歩きで一日終わる。調子は先週後半よりも上がっており、集中力も回復してきているようです。しかし気を入れ過ぎないよう、休み休みやっています。


7/29   
学生がようやく研究にひと通り目処をつけて論文を書き始めたので、書き方指導をする。がんばってほしいものです。メール対応、外歩きをしてから学会の予稿を書き始める。ここに辿り着くまで時間がかかりましたが、ようやく研究の道筋が見え始めてきたので、まず予稿に纏めることにしました。これで少し落ち着いてproposalに戻れます。

去年書いたproposalが一つ正式に通りました。前から内示は受けていたけれど、正式通知を受けるまでかなり時間を要してその間気がかりでした。まだ目標には届いていないけれど、最低限のレベルには達したようで助かりました。


7/30   
proposal、先生の論文原稿添削を中心に進める。早めに帰宅し、週の後半分のご飯も作って、今週はこれで生きていけそう。


7/31   
論文添削が主な仕事。学生の分を先に読み、次に先生のものを終わらせる。学会の予稿もを少し書く。


8/1   
proposal書きを進め、一応一通りできたようです。見直しをして穴を埋めていく作業をやります。休み休みの仕事で進みは遅いですが、一応前に行っています。今週に入って調子はまずまず。


8/2   
一日中家にいました。来週医者の診察があるので、手術のことの予習しておこうと思い資料を眺める。具体的ですが生々しい内容で、これをやるんだと思うと気が重くなってしまいます。

午後から胸の痛みがあり、ほとんどを寝て過ごす。夕方には起き上がれるようになったけれど、筋を傷めたようで捻る動きに注意しなければいけません。

普段時間がなくてできない細かい仕事を片付けていく。


8/3   
家にいましたが大半の時間を仕事に使う。論文の査読を進めました。一気に二件も来たので溜まらないうちに片付けておく。昨日と今日で珍しく雨が降ったので、庭仕事は止めにして夕方に少し見まわった程度です。


8/4   
学会の予稿締め切りが近いので投稿。学生たちのものもようやく第一稿が出てきたので添削していく。学生の論文原稿添削もあるので一日中書き物に追われていました。疲れます。


8/5   
予稿添削がようやく終わり、ある程度の時間を自分のproposalに費やす。基本的事項のチェックをかけて行くと色々足りていなかったものが見つかり、書き足していく作業をしていきます。


8/6   
静かな一日だったので、proposalの見直しに時間を使う。一応一通り出来上がりました。初めての内容があるのと、前に書いたものをレベルアップさせたので、それらを詰めていくのにかなり時間を使いました。前回より良い仕上がりになったと思うけれど、チャレンジングな内容なのでそこをどう評価されるかが不安要素。とりあえず近日中に先生に送り、そうすれば大きな仕事を一つ乗り切ることになります。


8/7   
学生の論文原稿が戻ってきたのでまた添削。前回苦労した分直しやすくはなっていますが、ミスがところどころにあり、もっと注意深くやってもらわなければいけません。その後はproposal直しの続きをし、納得の行く段階まで来たので先生に送りました。これでしばらく気を休められます。

明日執刀医と面会します。何と言われるやら心配です。


8/8   
面会で何を言われるかという不安で昨晩はやや寝不足で、今日はあまり仕事に身が入りませんでした。結果は予想の範囲内で、前回の検査から大きさは変わらず、来月上旬に一日程度入院し、三日程度で仕事復帰、三ヶ月ごとに検診を受けるということになりそうです。大事にはなっていないようだということで、それについては安心しました。原因については現在の研究でもはっきりとしたものはなく、運が悪かったとしか言えないそうです。

この面会には先生に付き添いとして来てもらい、難しい医学英語を理解するための手助けをしてもらいました。また、話し相手になってくれたことで気分的に楽でした。感謝しています。

先生から症状についての基本的な説明はなく、いきなり手術の説明から入り、質問に答えて終わったら出ていくという、先生との面会は機械的で短いものでした。忙しいから仕方ないのだろうけれど、基本的なことは知っているものとして扱われているようです。前もって調べていなかったら話についていけなかったかもしれない。

研究室に戻ったら心は軽くなっていたけれど疲れで仕事に身が入らず早めに帰宅。もう数週間はこの若干の違和感を抱えたまま静かに暮らします。


8/9   
午前中早いうちに食料品買い出しを終え、午後には庭仕事。除草剤を撒いたのにまだ雑草が残っているので、調べてうちの庭に合いそうなものを見つけて買いに行きました。近くの店になかったので、山を越えたところにあるホームセンターへ。慣れない道でやや迷いましたが、見つけて買ってきました。早速散布してみたので、どうなるか様子を見ます。


8/10   
夕方にご飯を作る。一人で全部やるので疲れます。他の時間は学生の論文添削。まだ相当手直しが必要ですが、そろそろ終わりそうです。


8/11   
先生からproposalの直しが来て、小さな修正だけだったのですぐに片付く。これから暫くは自分の仕事に費やす時間にしたいので、前から積み残していた仕事をまとめていくことにする。まずは図を修正してストーリーを組み上げていくところから。いつもここで時間がかかりますが、じっくりやっていきます。

車を出すよう頼まれたので送迎役のため早めに帰宅。音楽を聞きながら気を休める。


8/12   
学生の論文添削を終えた後は作図に集中。作っては直しを繰り返し、ようやく収束してきたようです。


8/13   
学生の論文原稿が一通り出来上がったので、細かいところの修正をしてもらう。これまでの様子を見て、研究への理解、順序立てて説明するという点が足りていないように感じました。もっとできる人と思っていましたが、これらの点について意識して改善してもらえるようにこちらも気をつけていかなければいけません。ですがまずは短い期間で一通り書き上げたことを褒めてあげたいところです。こちらもかなりの時間を費やして添削しました。


8/14   
先生からのokが出たので、学生の論文原稿は一通り出来上がりということになりました。本人と話し、よくがんばったこと、これから改善して欲しいことについて伝えました。だいぶ疲れたようですが、一仕事乗り切った自信と、今後への目標を持ってこれからもやっていってほしいところです。

あとは他の学生の研究相談と雑用のため自分の時間はほとんど無し。少し文章書きをした程度です。


8/15   
共同研究者の文章添削を終えて自分の論文書きを進める。論文検索をしながら自分の立ち位置を固める作業に時間を使います。


8/16   
午前中に庭仕事を終わらせ、あとは何もやる気が起きずゴロゴロして過ごす。ご飯の時は短時間で作りましたが、何かしようとすると仕事のうまく行かない面が頭を駆けまわってしまい余計に疲れるので、休みつつ意味もなく時間をつぶすだけにします。


8/17   
昨日より気分よく一日ゆっくり過ごせました。少しだけ仕事をし、あとは終始家でリラックス。

来月手術することもあり、最近医療関係に興味を持って医者の仕事に関するテレビを見ています。今まで縁のない世界だったけれど、過酷な環境で活躍するプロの姿を見ると感動します。我々の研究の世界と違う緊迫感とやりがいのある場所のようです。

平行して、日本人の病死要因とその予防法についても調べてみました。癌、心疾患、脳血管疾患という順になっており、結局は適切な飲食、運動、睡眠に集約されるようです。これらは学校で当然のように習う健康管理ですが、具体的に何と何が結びついていると言われると説得力があり、今のうちからもっと気をつけなければいけないと感じさせられました。肉、塩、辛いもの、菓子類を減らしたり、毎日出歩くようにしたり、睡眠を削らないようにしたり、ストレスを減らしたりと、今まで以上に心がけなければいけません。


8/18   
先週の続きで論文を読み込み、今までどう考えられてきたかの理解を進めていきます。だいぶ要点が整理されてきて、詰めの段階に差し掛かってきました。


8/19   
学生論文修正の添削、共同研究者とのやりとりでかなりの時間を費やし、残った時間で自分の文章書きをを一通り終える。疲れたので見直しは明日に延ばし、残りは参考論文を読んで勉強する時間にする。この夏休み中にもっと論文を読む予定だったけれど、色々忙しくてなかなか読むためのまとまった時間が取れないのが悩み。


8/20   
文章見直しをして一旦筆を置く。次に何をしようかと考えた時にすぐに良い案が浮かばなかったので、資料を見なおして考えを整理してみる。色々手付かずのことは残っていて、埋もれる前にやってしまわなければいけないことが色々あることを思い出しました。せっかく少し時間が出来てきたので、普段忙しくてやる暇のないことに時間を使いたいところです。

少しずつですが毎日論文を読む時間を作るようにしており、なるべく幅を広げようとも努力中。


8/21   
一応文章完成。関係者に送って一区切り。次の出張に向けての宿の予約などで時間を取られてしまい、他のことをする時間はあまりありませんでした。でも明日からはまた落ち着いて考える時間を作れそうな気がします。


8/22   
資料整理をしつつ、論文を読んだり、今まで時間がなくて出来なかったことに手を付けていきます。久々にプログラムを書いてデータを眺める仕事に戻り、気楽に机に向かえます。


8/23-24   
週末はずっと家にいました。午前中はテレビを見るなどして休み、午後には庭に出て雑草引きとごはん作り、夜はまた休む。全く仕事せずリラックスすることに時間を使いました。


8/25   
先週の続きでデータを図示して眺める作業をする。じっくり時間を使ってやれるのは楽しいものです。最近こういう時間が足りていなくて、少しずつ遅れを取り戻しつつあります。


8/26   
さらに関連データを眺め、どこまで言えそうかを調べていく。期待より驚きの少ない結果ですが、まずはこれを足がかりにしていきます。

奥さんが出張と休暇から明日帰ってくるので、一人の気楽な生活は今日まで。


8/27   
奥さんを迎えに空港へ。色々楽しんできたようで、長期旅行の後にもかかわらず元気そうです。片付け、食料品買物、ごはん作りで一日終える。


8/28   
先生のproposalがやってきたので読んでいく。今回のものは多くの人が参加しているのでどの程度コメントすべきか判断が難しいところです。別な共同研究者のproposalの話も進み始め、暫く忙しくなりそうです。合間には自分の仕事も少し進めておく。


8/29   
先生のproposalを読み、学生の研究相談をして、メール対応して大半の時間が終わる。残り時間でデータの整備をして、自分の仕事にはほとんどかかる時間のないままでした。手術まであと一週間を切り、それまでにどこまで仕事が進むかと、その後への不安が入り混じります。


8/30   
午前中に食料品を買い、午後には庭掃除。来週末はする余裕なさそうなので、バラを短くしておくなど普段より時間を掛けて仕事をする。夕方にはご飯も作り、一日よく働きました。


8/31   
昼から仕事に行く。来週にある学生の博士論文予備審査のために資料を読みます。専門外の内容なので大したことはできなさそうですが、質問を考えておかないと当日困るので、内容を理解しなければいけません。


9/1   
祝日ですが通常通り仕事。プログラムを改造して別な角度からデータを眺めてみる。やや行き詰ってきた感があるのでなんとか打開策を探っているところ。


9/2   
学生の研究相談、事務作業、頼まれたproposal読みで大半の時間を使う。手術前にやるべき仕事は終わらせておきたいので、その追い込みが続いています。入院に備えて持っていくものも準備し始める。


9/3  
明日手術です。明日の手順の説明を受け、チェックイン時刻は午前4時45分!そんな早くから病院開いてるんですね。かなり早起きせねばなりません。先生と学生に明日からしばらく休むことを伝え、早めに帰宅し荷物準備。概ね平常心ですが、少し心配はあります。うまくいきますように。


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