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6/14   
今日から研究会出張で東海岸へ。まず飛行機でワシントンDCへ。5時間の長旅ですが、寝たりパソコンを眺めたりしていると時間が過ぎてそんなに疲れずに到着。

そこからレンタカーでバージニア州ポーツマスへ。道順や休憩場所を事前に調べていたけれど、先生の意見のほうが強く別な道を通り、ゆっくり夕食をとったためすでに日暮れ。ここからさらに三時間も運転せねばなりません。初めて通る暗い高速道路をひたすら進んでいきます。途中で思っていたのと違う道にナビが案内していってしまい、道路が閉鎖されていたためかなりの回り道をすることになる。奥さんに地図読みを任せていたけれど、つたない案内のために違う道に行ったり曲がり損ねたりとかなりの時間浪費をして夜中すぎにようやく宿に到着。地図読みを人任せにせずもっと自力でやるべきでした。ストレスと疲れがたまったまま夜遅くに寝る。


6/15   
今日は一日オフのため観光に出かける。晴れていい天気ですし。まずは中国人たちを満足させるために事前に調べておいた中華料理屋へ。宿周辺にはあまり良い食事場所が無いため車で行ける範囲で色々リストアップしておきました。食事自体は良かったけれど、ナビを頼んだら何故か高速道路を避けて一般道を選択されたために余計に時間がかかり体力と時間を消耗。経路設定は自分でやるべきだとここでも感じました。本当はそこまで信頼できる仕事ぶりを期待したいのですが、どうやら無理だということが分かってきました。

食事の次にはVirginia Beachへ。海岸線の観光地です。普通のきれいな海岸と出店のある歩道といったところですが、雰囲気を味わっただけでも良いか。


その後は海岸沿いにある自然公園へ。湿地帯に広がる湖の眺めが美しいところでした。スーパーに立ち寄って宿に戻る。







6/16   
研究会一日目。昨夜は比較的眠れたけれどまだ寝足りない。眠いままでしたが午後の発表も含めスケジュールをこなす。新鮮味を持って話を聞いてもらえて、普段話すことのない人たちに見てもらえてよかった。


6/17   
もう一件の発表をする。最近論文にした内容で、セッションのテーマに合致しているのでこちらも受けが良かったと思います。前の人の話を受けてアドリブで要点を追加したこともあり、より流れに乗って発表出来ました。

ここPortsmouthにはほとんど商業地区がなく、食事どころを探すのに苦労します。質の良い所は少なく、今日試した中華は頼んだものと全く味が違ってあまり食べる気にならなかった。


6/18-19   
関連セッションはほとんど昨日までで終わったので、今日からは気楽に過ごせます。時々部屋に戻ったりして休みながら過ごす。だいぶ東海岸時間に身体が慣れてきて眠れるようになりました。

こちらに来て初めて天気が崩れ、夕方に激しい雷雨になりました。5-10秒に一度大きな雷が鳴り、横殴りの雨が振り、あまり経験したことのない嵐でした。1時間近くで止みましたが、道路は冠水し歩くのは一苦労でした。

何人かが自分の研究結果を引用して議論してくれていて、最近やっている内容が認知されてきて一歩前に進んだと感じます。また幾つか他の研究者と会議を開いて、今後進めたいことを議論したり、proposalについての情報を得たりもしました。相変わらず競争は激しいと感じますが、広がりを感じていられるのは良いことです。

まだ即席で良いコメントをする力は足りず、議論に必要な幅広い知識を身につける必要を感じます。一応知っているという内容は広がっているけれど、人一倍知っているという領域はさほど広くなく、深みをつけていかなければいけません。




6/20   
最終日。今日はセッションには参加せず、仲間たちを連れ立って近くの自然保護地区へドライブ。深い森林の中の砂利道を車で進むと大きな湖があり、鳥が飛んでいたり亀が居たりと自然豊かなところでした。





このままワシントンDCに向けて出発します。まずお昼ごはんを食べ、道路状況を見ながら前進。渋滞が何箇所もあり、思ったよりもだいぶ遅くに到着。安全運転を心がけたので無事故で済みましたが、眠気と疲れが大きい。


6/21   
今日は丸一日自由時間なので、初めてのDC観光に出かけます。地下鉄で中心部に行き、観光バスに乗り名所を巡る。中央駅、国会議事堂、リンカーン像、ホワイトハウス、大聖堂で降りて周辺観光し、他にもいろいろな場所を車窓観光し、一日で十分楽しめました。ロサンゼルスとは違い、街の中心部が観光地として栄えており、歴史的な地区も多く、訪れて楽しい街でした。食事も探せば良い物があり、値段は高いけれど生活には悪くないと思えるところでした。

中央駅


国会議事堂


リンカーンメモリアル




キング牧師の演説「I have a dream」


ホワイトハウス


スミソニアン博物館


ジョージタウン


大聖堂




6/22   
奥さんの友達がDCに居るので、昼食を共にしてきました。この人は前にロサンゼルスに住んでいたので私とも知り合いで、こちらでの仕事ぶりや生活の様子を聞きました。色々苦労があるようで話を聞きながらコメントしたりと真剣な場になりました。少しは役に立っていたらいいですが。

これで東海岸滞在は終わり。今回は長距離運転など普段の旅にない要素があったため、準備不足がいくつか露呈しました。旅準備リストを改定し、より入念な準備をしなければいけません。

飛行機に乗り、次の研究会の地シアトルへ。先生が定刻ギリギリまで現れず、危うく逃すところでした。今朝Portsmouthを出てきて、途中渋滞に巻き込まれたそうです。こういうのがあるので私達は空港に隣接するホテルにいましたが、なるべく空港の近くにいるのが正解です。

少し眠って仕事したら到着。ワシントン大学会場周辺の宿は高いので、節約して古いヨーロッパ風の宿に泊まります。フロントが屋根裏にあるという変わった作りですが、徒歩圏内で食べ物に困らない立地で環境は良いです。このキャンパスは緑が多く、散策路が整備されていたりレストランが沢山あったりと、UCLAよりもキャンパス環境はかなり整備されているという印象です。







6/23-24   
東海岸時間で動いているので朝早くに目が覚めてしまう。仕方ないので無理して西海岸時間に戻さずに、早く宿に帰って休み、早寝早起き生活でこの研究会を乗り切ることにします。発表を二件行い、何人かには良かったと言ってもらえました。ただ議論の時間が少なく、細かい内容の話をする人が多いこともあり、どれほど重要視してもらえたかは疑問です。今年から新しく始まったセッションがあり、思ったより人が多かったのは良いですが、人々の向いている方向性を把握していなかったため、良い議論をするための準備は不足していました。来年に向けての反省材料です。


6/25   
最終日。学生の発表を見守り、少しはコメントもし、普段話さない人とも話して会場を後にする。余裕を持って空港まで移動しようと思いましたが、学生たちと昼食に行き研究会の感想を話してだいぶ時間を使う。思ったより競争が激しくなってきており、早く結果を出しつつ次なる手を考えていかなければいけないという圧力を感じたという話が中心でした。その後はポスターを回収し、まだチェックアウトしていない人待ちをし、だいぶ時間に余裕がなくなってから出発。

飛行機は1時間以上遅れて出発。よく寝るようにしたのであまり疲れていませんが、長旅だったのでしばらく休んだほうが良さそうです。片付けていかなければいけないタスクを整理していきます。

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