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9/4  
朝3:45起床。大学の駐車場に車を止め大学病院へ。予約時間ちょうどの4:45に行きましたが、既に20人くらいが待合室にいました。大病院ですから、おそらく様々な科の手術が朝から予定されているのでしょう。

1時間くらい待って自分の受付順番が回ってきて、書類を渡されて担当階へ向かう。ベッドが一人ずつに与えられますが、通路を隔てて両側にカーテンと横壁だけで仕切られた部屋が並んでいるところです。なので通路と反対側の患者がカーテンが空いていれば見えるし、声は色々なところから聞こえます。あまりリラックスできる環境ではありませんが、こちらは黙々と指示に従って必要なことをやると心の準備はできているし、朝早くで眠いので事は淡々と進む。

患者の取り違えの内容何度か名前と手術内容をチェックされ、今日の手順を説明され、手術衣に着替え、局所麻酔後に点滴用の管が左手甲に取り付けられます。この時点で6:30。執刀医、麻酔医と簡単に面会し、7:30頃いよいよ手術室に運ばれます。ここで奥さんとはお別れ。

移動式ベッドで運ばれ、移動中に麻酔医が麻酔薬を注入し始める。左腕に冷たい感覚が出ますよと言われ、それを感じたと思ったら数秒後に意識を失う。

麻酔はよく効き、手術中のことは何も覚えていません。次に気づいたのは11:30頃、手術室から出て回復室に運ばれた後でした。ああ終わったんだという自覚はありましたが、まだ眠かったので12:30頃まで眠る。ここで奥さんが呼ばれ枕元までやってくる。既に執刀医から経過報告を受けたようで、手術は予定通り終了し、甲状腺を全摘出、副甲状腺4つのうち1つを摘出後部分的に戻し、リンパ節の一部を摘出したものの検査の限りでは周囲への浸潤なし、ということでした。問題なく済んだことを聞いて安心しました。

しかし喉の腫れによる痛みは結構あり、痛み止めの点滴を入れてもらいました。声は少ししか出ません。水を飲むのも痛みのため一苦労です。手術痕は首直径の半分強もありかなり目立ちます。トイレに行くことは出来ますが、ゆっくり一歩ずつ確かめながらという程度です。

回復室は10人以上の大部屋がカーテンで部分的に仕切られただけで、周囲の様子が見えるくらいのプライバシーの無さです。数人に一人看護士が付いていますが、ほとんど他の患者についており自分の所には時々様子見に来るだけ。声の出にくい状況では呼ぶこともままならず、やや辛い環境です。

午後1:30頃に回復室を出て、最初に入ったカーテン仕切りの部屋に戻されました。ここで5:30まで待機し、問題なければ即日退院となります。日本だと数日から一週間程度入院扱いになる手術ですが、こちらでは当日か翌日退院で自宅療養となるのが一般的のようです。ベッドの回転数を上げるためでしょうか。

待機中にも看護士が数人に一人ついており、ジュース、ヨーグルト、パンが出てきました。喉の痛みのためほんの少しずつですが、時間を掛けて胃の中に入れていく。手術前には胃を空にしておくよう言われていたので、昨晩から何も食べておらず、少し頭に栄養が回ってきて気分が落ち着きました。トイレに何度か行ったこと以外はベッドの上で大人しくしておく。しかしほとんど動かなかったせいか、手術痕が硬くなってきていました。首を上に反らしてはいけませんが、横にひねったりするのは良いとのことなので、少し動かして柔軟性を失わないようにしていきます。

頭はある程度動いており、暇なので携帯ゲームをしながら過ごす。暇つぶしは色々用意してきましたが、動きが制限されているのであまり使えず。携帯は無線LANがあるのでニュースを見たりも出来便利でした。5時ごろには点滴用の管を外され、採血し、着替えを始める。しかし首の動く範囲が限られている上に、左腕に点滴と採血跡があるため、シャツを着るのが一苦労です。半袖か前開きの服にすべきだったと思いました。

ここで看護士が夜勤の人に交代する。数が減った上に無愛想な人が担当になり、退院手続きがなかなか進まない。他の患者に付いていたり、職員と談笑したりしており、こちらはベッドの上でただ待つだけ。患者数は昼間より減りましたが、残っている人はこのまま一晩明かすようです。奇声を上げる人や重症患者もおり、周囲の動きもわかるのであまり落ち着いて入院できる環境ではありません。少々痛くても問題ないなら即日退院するのが正解です。

病院を出させてもらえたのは夜7時ごろ。出口まではゆっくりですが歩くことができ、車の助手席に乗って帰宅しました。首が回らないので運転は当面の間できません。

とりあえずベットに座って一息つく。疲れていますが少しは動けるので、軽く荷物整理をし、関係者に無事退院したことを報告。お粥を作ってもらい、小さなスプーンでゆっくりと食べる。喉は痛いままですが、お腹は空いており、食べて栄養を付けないといけません。痛み止め、カルシウム剤を服用。

シャワーは浴びられないので軽くタオルで体をふき、そっと歯を磨いて寝る準備をする。ベッドに横になるためには首に力を入れ過ぎないよう慎重に。仰向けになると首が伸びるので、少しずつ角度を変えながら。しかし痛みがあるので眠くなってもなかなか眠りにつけない。ニュースを見て眠くなるのを待ち、眠れたのは夜2時過ぎ。

これから日常生活に戻るには徐々に時間をかけながらということになります。まずは無事一日終わって、担当してくれた医師や看護士、付き添ってくれた奥さん、サポートしてくれた研究室の人たちに感謝します。


9/5  
朝6:30に目が覚める。痛みはあるけれど、ある程度気分は良い。これ以上眠れそうにないので、甲状腺の薬を飲んでニュースを見ながら時間を過ごす。朝食をとって、体操と発声練習をして体全体及び患部を動かす。昨日より身体は動き、声も限られた範囲ですが出ます。痛みはあまり変わらず、痛み止めを服用して気分を落ち着けている状況です。

病院から電話がかかってきて様子を確認されました。手術担当部門の人は状況を知っているので話しやすいですが、他にアフターケア部門からもかかってきて、一般的なことしか答えてくれないのであまり役に立たず。部門間の連携がなく、患者の履歴と次に何をするのかを総合的に把握してくれる担当がほしいと感じます。英語で普段言い慣れない体調の話をするのも簡単ではありません。

仕事のメールがいくつか舞い込んできて、急ぎの用件があったりするので返事を書くのに時間を使う。皆に手術の話をしたわけではないので、ある程度は作業にも時間を使わなければいけません。しかしまだ集中して仕事をする気にはなれないので、小さなことを少しずつ。

あとはテレビを見たり、軽く体を動かしたり、昼寝したり、ゲームをしたりして過ごす。二日目にしては思った以上に動けており、まずまずのようです。


9/6  
朝目覚めたら頭痛があり、気分が良くないのでまた寝る。合計10時間近く眠ったけれど、頭の重さと手足のだるさがあります。手術にともなって起こる低カルシウム血症のようで、予め処方されているカルシウム剤をとっているけれど、一日中体が重いままでした。

喉の痛みは昨日よりも小さくなり、よく噛みつつ通常の食事をとれるようになりました。首の可動範囲が広がり、声の出も少し良くなりました。午前中に体操と発声練習、昼寝をし、夕方には裏庭に出てゆっくり歩きまわる。少しずつ行動範囲を広げようとしています。

まだ顔は上に向けることができず、声の出と咳をするのには難があります。疲れやすいので小さな行動しかできません。無理をせず、少しずつやっていこうと思います。


9/7  
昨日よりは良い調子。痛みはさらに小さくなり、頭痛としびれは時々あるものの、程度は小さくなっています。でも疲れやすいので、少し動いては休むを繰り返す。体操、声出し、夕方には近所を歩いてみる。それなりに歩けますが、長時間は未だ無理のようです。患部以外にシャワーを浴びられるようにもなりました。あとは体力と集中力が戻ってくるようにしていかなければいけません。


9/8  
学生の博士論文予備審査のために出勤。それなりに声を出せて集中して参加できたので、勤めは果たせました。その後先生や学生たちと話をし、動き疲れて喉回りが腫れてきたので帰宅。5時間の仕事でした。初出勤としてはまずまずでしょう。

帰宅してゆっくり休む。疲れてやる気起きないので何も生産的なことはできずにだらだらと。カルシウム量を増やすため、一日に何度も牛乳を飲んでいます。


9/9  
昨日の疲れをとるために、今日は一日家にいる。やらなければいけない仕事を少しだけこなし、あとはリラックスしたり体を動かしたり。


9/10  
今日は大学に行けそうなくらい体力はありましたが、奥さんが早めに出勤しなければいけず、早起きなしに準備を終えられそうになかったので家にいることにしました。ほとんどの時間を仕事に費やし、メール対応、論文修正、先生からの仕事処理をしました。

夕方には家の周りを歩いて運動する。30分ほど歩けるようになりました。発声練習もし、高音域が少し戻ってきましたが、全体的に声量が落ちてきて、もうしばらく休まなければいけないようです。

頭痛としびれは軽減されてきており、気分的には良くなっています。


9/11  
復帰後初めてフルに一日仕事しました。一週間かけてじっくりと体力回復をはかったこともあり、さほど苦にならなりませんでした。これならほぼ普通の生活に戻っても大丈夫そうです。論文修正をして共著者に送り、やりかけだった自分の仕事を再開させる。

日が落ちかけてから外に出て大学構内を歩いてみる。まだ手術痕に紫外線を当ててはいけないので、外から見えないようにすることも兼ねて襟付きの服を着ています。術前に歩いていたのと同じように歩けます。あの時は先がどうなるか不安で、術後普通に歩き回れるまでにどれだけかかるか心配していましたが、一週間でまずまずの状態まで回復したことにひと安心しました。


9/12  
病理学検査結果が出たので医者に話を聞きに行く。結果は執刀医の目視診断とほぼ同じで、腫瘍は悪性で、いくつかある中で最もよく見られる穏やかなタイプのものでした。リンパ節への部分転移ありで目視できるかぎりは摘出。その他への転移は見られない。今後再発しないように治療するのと、甲状腺を摘出したのでそれを補うためのホルモン剤などの効果をモニターしていくことになります。

その一環として放射線治療を受けることになります。これがいつになるかまだ分からず、次に予定されている出張に影響が出るかもしれません。それが今の悩みの種。夏の出張をキャンセルしたのでこれ以上は勘弁して欲しいところですが、どこまで希望を聞いてもらえるかは事務手続きの進み具合次第です。日本より一般的には診療は早く進む印象がありますが、それでもこれまでかなりの時間がただ待つだけに費やされています。

それでも早期に見つかって摘出できたのは良かったと思っています。偶然に近い形での発見でしたが、適切な医者に見てもらっていたのが適切な処置に繋がりました。何年も放っておいたらさらに転移し、命を脅かしかねませんでした。

今日もほぼ一日仕事をしました。大体はイベント探しの続きで、数は増えているのになかなか思ったものに出会えず、どうやったらいいのかよくわからなくなってきました。


9/13  
普段通りに土曜日を過ごしてみました。食料品の買い出しをし、庭掃除をする。体力的に問題なく動き回れました。


9/14  
午前中に洗車、昼間はとても暑かったので何もせず休み、夕方になり裏庭の掃除。腕が若干筋肉痛なこと以外は特に異常なし。


9/15  
通常通り出勤し仕事。イベント探しは終わったので、1つずつじっくりと見て共通項を探す。うまくいったりいかなかったりを繰り返していますが、そろそろ収束させたいところ。


9/16  
今日もデータ整理で大半の時間を使う。使えるものとそうでないものの選別が終わり、おぼろげながら傾向が見えつつあります。もう少し。

学生の研究相談をし、先生からの仕事を引き受け、長期間続いているメール対応を今日も辛抱強くやり、夕方になり暑さが和らいでから外を歩く。


9/17  
昨日とほぼ同じ一日。前には進んでいますが、なかなかまとまらず苦労する状態が続いています。


9/18  
イベントのまとめを終える。色々パターンがあって悩んでいましたが、別なデータと比べてみることで解決しました。ここでも色々な視点で眺めてみることの大事さを感じさせられました。しかしそのぶん数が減ってしまったので、もう一度元データを見返して使えそうなものを探すことにします。


9/19  
執刀医の診察を受ける。首に貼ってあったシートを外され、首を自由に動かせるようになりました。今まで上を向く動作と首周りのシャワーに制限がありましたが、今日からそれらの制限はなくなります。少し気が楽になりました。手術痕は少し目立たなくなりましたが、まだはっきり分かります。次は血液検査の結果を見つつ放射線治療への準備を進めていくことになります。しかしこの日程が未だ決まらず、次の出張に出かけられるのかまだ分かりません。たらい回しにあい先の見通しが立たないこのアメリカ医療のシステムには困らせられます。

仕事に戻る。イベント探しを終え、条件の良いものを使って発表資料を作り始める。まずは先生に見てもらう用の簡単なもので、ストーリーを整理していくのが目的です。


9/20  
久しぶりに中華街まで行き昼食と買物。7月以来です。一人で生活していた時と術後は近場だけで過ごしていたので。手術痕には日焼け止めを塗り、スカーフで覆って外に出ます。運転や出歩くのに特に問題なし。午後には庭の雑草取りに時間を費やす。


9/21  
一日中家にいる。半分仕事して半分休む。


9/22  
奥さん出張のため空港まで送る。その後仕事に行き、今やっていることをまとめていく。一通り纏まったように見えたけれど、後から疑問が湧いてきてもう少し時間がかかりそう。なかなかスッキリと終われません。

先生が休暇に出かけるので、その前に学生の進捗状況を見てもらう。まだ途中経過だけれど満足してもらえたようです。

これでもう夕方になり、日が落ちてから外を散策。もう少し仕事して疲れたところで帰宅。


9/23  
先生が明日から休暇に入ります。特に差し迫った仕事はないので、暫くは別なことに時間を使っていきます。教員公募がいくつか出ているので、そろそろ応募してみようと思っています。書類の書き方について色々調査し、良い物ができるようにしていきます。


9/24  
資料集めをして書き方の研究をする。成功例を参考にしながら自分のものを大きく改訂していきます。夕方には久々に日本と電話会議をし、研究の進捗について見てもらいました。良い感じで進んでいるようなので、そのうちまとめていきたいところ。


9/25  
昨日の続きで資料集め、ポイントの理解、例からの学習を進める。いくつか書類があるので、このプロセスを繰り返していくことになります。


9/26  
放射線医と面会し、治療の予定について相談。食事制限、行動制限、旅行制限、空き日程など色々問題があり、なかなか決まりませんでしたが、結局研究会の合間にやることにしました。早めに済ませたかったけれど、奥さんが入院治療に拘ったので、出張前の予約が取れず、仕方なく一つ目の出張後まで順延することになりました。この予約を入れるまでに三週間も待ちました。

面会だけに80分もかかり、すっかり疲れました。少し仕事をしただけで帰宅。


9/27  
食料品買い出しを終え、昼寝してから庭の雑草取り。

次の出張に出かけられそうなので、予定を考え始める。以前に考えてからずっと保留状態だったので、下地はありますが余裕のある日程を組めるよう慎重に進めます。


9/28  
航空券を予約。ようやく日程の大枠が決まりました。こんどはキャンセルなく終わってほしい。

事務作業のため書類作り。沢山あるので一日がかりです。


9/29  
昨日の書類書きを終わらせる。次に学生の研究相談でだいぶ午後の時間を使う。学生が初めて海外出張に出かけるので、やるべきこと、心構えについての話をしました。

残りの時間は申請書類づくりに当てる。まだ先は長い。


9/30  
一日中家にいました。でも休んでいるのではなく書類書きに集中しています。一気に進めて一つ終わらせる。夜になると疲れて頭が回りません。


10/1  
もう一つの書類を終わらせる。これが一番の難関だったので、だいぶ気が楽になりました。あと一つで一通り出来上がります。例を参考にしながら慎重に進めています。今日も夜になる頃には疲れて何もする気が起きない。


10/2  
ようやく書類を一通り全部書き終える。下調べのお陰で短期間で済んで良かった。あとは時々見直しをしていきます。

これで研究に戻ることができます。今日は疲れているので少しずつ。


10/3  
秋学期が始まりました。セミナーも通常通り始まったので、合間の時間を使って仕事をします。少しはデータを見ることに時間を使う。

訪問学生がもうすぐ最終日を迎えるので研究室の人たちで夕食へ。こうやって大勢で出かけるのは久しぶりです。


10/4  
一日中家にいました。暑くなりそうなので午前中に庭仕事を終え、午後は新しいパソコンを買うために調査をする。今のノートパソコンはもう五年くらい使っており遅さが気になっています。アメリカでは好みのwindowsを見かけないので、より手頃なmacにしようかと検討中。


10/5  
今日も一日家にいて、パソコンの検討、出張準備、メール対応をして過ごす。夕方には外歩きに出かける。体力をつけようと少し走る量を増やしてみる。


10/6  
事務作業、学生の研究相談で大半の時間を使う。さらにメール対応もいくつかあり、自分の時間はとれそうにありません。


10/7  
共同研究の仕事で大半の時間を使う。かれこれ40往復以上メールのやりとりをしていますが、まだ終わる気配はありません。今日は色々検証しているうちに先方の計算間違いを見つけ、直してもらうよう依頼しました。万事こういった調子なのでなかなか前に進みません。気長にやっています。


10/8  
共同研究者の論文を読み、送られてきたデータの検算をし、依頼されたイベント探しをする。これで一日がかり。そろそろ次の研究会に向けた準備をしたいところですが、なかなか開始できません。


10/9  
別な共同研究者用のイベント探しをする。学生時代にやったことに立ち戻る内容なので、昔作ったプログラムを読み返して、記憶を辿りながらやっています。当時より知識と経験が増えているので、思い出してくるに連れてより効率的に作業が進みます。

途中で学生の研究相談に加え、進路相談もする。私はまだ研究員なのであまり大したことは言えませんが、どういった可能性があるかという話をしました。


10/10  
次の研究会のために発表資料作りをはじめました。作っていくと色々疑問が浮かんできて、データに戻りながら作るの繰り返し。今日中には終わらず、もう少し時間がかかりそう。でも先行研究との対比が進み、ストーリーは決まってきつつあります。


10/11  
今日昼ごはんを食べに行ったところは変わったレストランで、蟹料理屋を標榜しており出てくる食べ物が皿ではなく透明な袋に入って出てきます。中身を手づかみで食べるというワイルドなアメリカンレストラン。当然違和感がありますが、皆そうやって食べているのでそれに習う。プラスチックのフォークがあったので、それと袋越しに掴むことで手を汚さずに済みました。味はよく、そういうものだと思えば大丈夫です。開店前から行列ができる人気店でした。

帰宅して庭掃除。だいぶ雑草が減ってきて、伸びが遅くなってきました。空いた隙間がまだ目立ちますが、時間をかけて埋めてきます。このまま進めば管理が楽になりそう。

先月の手術と、関連した診察の費用請求書が来ました。驚いたことに請求は各医者20ドルずつのみ。総費用は約1万ドル(100万円ほど)ですが、保険のお陰でその殆どを払わずに済んでいます。日本で同様の治療をすると自己負担10万ほどと言われており、それに比べても大幅に安くなっています。月々に大きな額を払っており、それが役に立ちました。


10/12  
日曜ですが家にいながらほとんど仕事時間にする。発表資料作りを進め、大枠を決める。足りないところは明日から作図して補っていきます。あとは事務書類の作り込み。資料を見たり、細部を修正したりして詰めていく。


10/13  
先生が三週間の休暇から帰ってきました。たくさんの写真を撮っており、イタリア各地で撮った歴史的建造物や綺麗な景色を見せてもらいました。ああいった贅沢な休暇をとってみたいものです。

最近やっていたことを見てもらい、コメントを貰って修正していく。反応は限定的でしたが、特に否定的な要素はないと言われたのでまずは良しとしておきます。


10/14  
朝から色々なメールや書類や相談がひっきりなしに続き、夕方になると疲れて頭が回らなくなる。ある程度は必要な仕事をこなしました。しかし他にも目処を付けなければいけない仕事は沢山あり、先行きが心配になってきました。


10/15  
学生の相談にかなり時間を費やしたため、自分の時間はほとんど無し。午後には学部生がやってきて、研究室でできる研究内容について聞いていきました。どの研究員につくかという選考も兼ねていたので、興味を持ってもらおうと資料や体験談を用意して具体的にわかりやすく話しました。ある程度は伝わったようですが、期待していたほどの反応ではなかったのが残念なところ。研究員の選択結果は後日出されます。

残りの時間で資料の仕上げやメール対応。疲れて帰宅。


10/16  
プロジェクトに関する会議に参加。時間がなかったので二時間前から準備を始めるという余裕の無さでしたが、準備した資料が役に立ちました。

昨日話した学生がやってきて、昨日聞いた内容の研究をやってみたいと言ってきました。ということで、これから一緒にやっていくことになります。物静かな学生ですが、一応意図は伝わったようでよかった。

暫く止まっていた次の研究会に向けた準備を再開する。今日は時間があったのでだいぶ進みました。


10/17  
夏前まで面倒を見ていた学部生が訪ねてきたので、夏のインターンや今後の進路の話を聞きました。この一年間で考える力が少しは身についたようで、成長が見られてよかった。今後進む先でも頑張って欲しいところです。

研究会の準備を少し進める。図の修正をしており、あまり先に進みません。それでも先生に見てもらったところ評価は良かったので、このまま進めます。


10/18  
先週庭掃除をしましたが、これから先暫くできなくなるので今週もやっておく。荷造りも始める。


10/19  
日曜ですが仕事が山積みなので大学に行く。発表資料を一通り作り上げ、旅程を確認し、頼まれた仕事を少し進める。

朝から首が痛く、何かのはずみで筋を傷めたようです。あまり首が回らなくて不自由です。


10/20  
今日も首の痛みのため、あまり動き回れません。それでも奥さんの出張のため車で空港まで送らなければいけません。あまり首を回さないようにしながら慎重に運転する。

帰宅して家で大人しくしておく。書類を書いたり、共同研究者からの仕事を片付けたり、論文の査読を進めたり、荷造りをしたり。


10/21  
データのバックアップをし、論文査読を済ませ、研究会の予習を少しする。続いて学生の研究相談。学部生も加わったので以前にも増して学生のために使う時間が長くなりました。夜には奥さんを迎えに空港まで。忙しい一日です。


10/22  
午後前半まで仕事。資料整理をして学生の様子を見てから帰宅。洗濯や荷物準備をして出発に備える。

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