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金環日食を見に北カリフォルニアのReddingという街に来ました。サクラメントまで飛行機で行き、レンタカーを借ります。レンタカー屋までは順調でしたが、カウンターがとても混んでおり、１時間かけてようやく係員までたどり着き、数分で簡単に手続き終了。事前にwebで予約していない人たちがカウンターでじっくり相談していたため、塞がってしまったのが原因です。偶然そういうタイミングだったのか常にそうなのか分かりませんが、次からは少々料金が高くても別会社にしようと思いました。
とにかく車は借りました。フォードの赤い車です。最初はボタンの位置など戸惑いましたが、慣れれば快適に走れます。比較的新車に近い状態なので感じもいいです。高速道路ではひたすら北上します。平原を進むだけで渋滞はなく走りやすい。初めてクルーズコントロールを試しました。ボタンで速度を設定すれば、アクセルから足を離しても指定速度で走行してくれます。ハンドルを操作するだけ。これは長距離運転には楽でいいです。時々前に遅い車が現れたりすると手動に切り替える必要がありますが、交通量の少ない平らな道を走り続ける時にはかなり役に立ちます。 
途中で休憩をはさみつつ、3時間少々かけてReddingのホテルに到着。人口90万人程度で比較的大きな街です。ロサンゼルスで見かける店が至るところにあります。買い物するのも困りません。また、サクラメント川が市内中心部を流れており、川沿いの歩道をを歩いて景色を楽しめます。結構水量が多く、立派な川です。 
中華料理屋を見つけ、そこで夕食。ややアメリカナイズされているものの、十分満足できる味と量でした。帰りがけに果物や飲み物を仕入れる。 |
日食は夕方なので、それまで観光して過ごす。まずは車でさらに北にあるShasta湖に行き、ボートと鍾乳洞観光。青色と周囲の緑の山とのコントラストが綺麗な湖です。ここをボートで対岸に渡り、鍾乳洞観光ツアーに参加しました。あまり大きくはありませんが、微細な鍾乳石の模様がとても綺麗でした。
近くの山道を散策。深い森の中を進みます。あまりにも人気がなく、クマでも出るのではないかというくらいな山です。ヘビには出会いました。 ホテルに戻り、遅い昼食、昼寝をして夕方までリラックスし過ごす。 日食観察に出発。天気は晴れなものの、小さな雲がところどころに出ており、やや心配。気象衛星の画像を見ながら、雲の少ない南側に行くことに。結局ここも金環時には薄雲がかかりましたが、北に行くよりは少ない雲量でした。一応なるべく日食の中心線に近く、天気が悪くなりやすく移動の難しい沿岸部を避け、さらに天気が悪ければ別の場所に移動しやすい内陸部の平野という条件で選んだ場所なので、臨機応変に動けます。結果的にあまり動かずに済んだのはよかった。 気温32度の炎天下ですが、木陰に隠れつつフィルターで太陽を覗きながら、次第に欠けていく太陽をずっと眺めていました。どんどん進んでいき、一時間半弱でついに金環の開始。本当に太陽が薄い円環です。それなりの明るさがありますが、暑さはなくなりかなり日食前との差を感じます。約4分で金環は終わり、次第に太陽が戻ってきます。 フィルター越しに見ているせいか、前に見た空に黒く浮かぶ皆既日食ほどには強烈なインパクトありませんが、それでも刻々と太陽が欠け、リング状になる様は印象的です。滅多にお目にかかれない自然現象をまた一つ見られたことは、とても心に残りました。自分で計画した観察の旅が成功してよかった。 
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月曜日ですが一日休暇を取って今日まで滞在。午前中にはサクラメント川に再度行き、川沿いの道を散策。街の中心部に近いのに豊かな自然が残っており、こんなのが近くにあったらいいなと思えるような良い環境です。
午後には街を出て、高速道路を南下し空港まで戻ります。眠くなって仕方ないので途中で何度か休憩しつつ。往復およそ220kmの長旅でした。飛行機に乗りLAに戻り日食旅行は無事終了。計画通りにうまくいき、充分楽しめました。 |