前へ    次へ


1/13   Hawaii
今日から研究会でハワイ島に行きます。二年前にも参加した研究会と同じシリーズのものです。前回は一日観光しただけだったので、今回はもっと時間をうまく使いたいと思っています。

昼便で移動。レンタカーを借りて宿へ。これで動きまわりやすくなります。もう夜になったのでこれで今日は終わり。夏のような暖かさです。


1/14   Hawaii
午前前半だけ研究会に参加し、あとは観光へ。South Pointへ行きました。ここはハワイ州の南端であり、アメリカの最南端でもあります。ここから南は南極大陸までずっと海で、見渡しても先には何もなく、南国の青い海が広がっているだけです。海岸近くまで広がる草原、切り立った崖にぶつかる波しぶき、青い海に青い空、とても気持ちのいいところです。

South Point



岩場には蟹が居ます。



崖は下まで見えますが、



波がかなり高くまで上がってきて迫力があります。



草原には馬や牛が飼われています。



帰りがけに立ち寄った国立公園。先住民の生活の様子を再現した場所です。ヤシの木々や木造小屋など。



1/15   Hawaii
今日明日は丸々休みにし、遠出することにしました。今日はキラウェア火山国立公園に行きます。天気があまり良くなさそうですが、小雨くらいいいだろうと思って出発。宿のある島の西側は比較的晴れていましたが、南へ行くにつれ曇ってきて、次第に雨が降り始めました。山に近づくと所々大雨になり、霧も出て運転しづらい。ライトを付けて制限速度を守りつつ山を登り続ける。交通事故を受けて、見晴らしの良いところでまめに休んだり、音楽を聞きながら眠気を飛ばすようにしたりして、今まで以上に集中力の持続に気を使うようにしています。

到着しました。小雨なので歩けると思い、タオルを肩にかけて帽子をかぶりハイキング開始。この国立公園には前回も来ましたが、今回は火口に降り散策します。降りていく道はよく茂った熱帯雨林の中で、それを越えると開けた黒い大地に出ます。およそ50年前の噴火の際に作られた、地球の中ではかなり新しい地面です。ガスが吹き出ていたり、裂け目があったり、背の低い木があったりと、普段目にかからない自然が目の前にあります。道は火口の反対側まで続いていますが、宿に帰るための体力を温存するために途中で引き返す。

熱帯雨林の中を歩いて下ります。



火口からの眺め。周囲の丘の上が道路。冷えた溶岩の織り成す不思議な地形が広がっています。



少し霧が薄くなり回りが見えやすくなってきました。隙間から低い木々が伸びています。



来た道を戻る。途中で黒砂海岸に寄り、海亀を見て来ました。前回も立ち寄った場所で、今年も亀がおり、ゆっくりと泳いでいる姿をしばし眺める。

ウミガメ



道沿いの眺め。綺麗な海と草原です。



夕方に宿に戻る。だいぶ疲れたのでご飯を買ってきて部屋で食べ、少しテレビを見て早めに寝る。


1/16   Hawaii
早起きし観光に出発。今日は島の東側に行きます。山を越えていくと次第に景色が変わり、低い木のある西側海岸沿い、草原の広がる西側山地、霧と小雨の東側山地、霧と熱帯雨林の東側海岸と移っていきます。広い太平洋のスケールからすると小さな島ですが、はっきりと気候や景色が変わるのは面白いものです。

アカカ滝州立公園に行きました。熱帯雨林の中に遊歩道があり、そこを進んでいくと落差134mの大きな滝があります。滝を横から眺められる珍しいところです。このあたりは山から流れる川で侵食された谷がいくつもあり、その急峻な地形と緑が織りなす景色がとても美しい。

公園内の森と歩道



アカカ滝



きれいな川の流れ



ここまで二時間以上運転し帰りの体力が心配だったのと、霧で天気がよくないこともあり、東側の中心地ヒロには行かず、道中の観光だけにすることにしました。島の北東部にあるワイピオ渓谷に立ち寄ります。ここも川がつくった急峻な谷で、崖の上からの眺めが良いところです。あまり観光地化されておらず、自然がよく残されているのがいいところ。

ワイピオ渓谷



帰りがけに何箇所か道端に車をとめ、海や山の景色を楽しみながら宿に戻る。


1/17   Hawaii
今日明日は研究会に参加します。今日は自分の発表で朝から落ち着かない。頭の中で軽く練習し、無難に終了。大体話は通じたようです。後に何人かと話をすることができ、意義はあったのではないかと思います。あとは関連発表を聞きながら、今後やるべきことを考える。

研究会は日没前に終わったので、宿のすぐ前にある海に行き海水浴。青い海の中に岩場があり、カラフルな魚が沢山泳いでいます。泳ぎなら観察。疲れたところで宿に戻る。

研究会会場近くの眺め



1/18   Hawaii
最終日。研究会が終わってから飛行機の出発まで時間があるので島の北側へ行き、道路の終点にある峡谷を見に行く。先日の峡谷と似ており、深い谷が上から眺められて景色のいいところです。下まで降りる道がありますが、時間がないので上から見るだけ。余裕があれば歩きまわってみたいところ。

ポロル峡谷



カメハメハ大王像



帰りがけに車を止めて海を眺めていると、隣にいた人が鯨が見えるよと教えてくれました。遠くなので小さくしか見えませんが、水しぶきが上がる様子が見えました。鯨自体はなんとなく見える程度でしたが、初めて見ることが出来ました。海に出て見るツアーもあるとのこと。いつか間近で見てみたいものです。

最後の夕焼け



鯨と水しぶき。画像中央だがほとんど見えない。



街に戻ってガソリンを詰め、ご飯を食べて空港へ。いろいろ時間をロスしたので搭乗が始まるところでした。乗り込んで眠くなるのを待ち、大体の時間を寝て過ごす。真後ろが小さい子供で泣いたり座席を蹴ったりしてくるので寝るのはやや大変でしたが。

翌朝早くにロサンゼルスに到着。タクシーはまだ並んでおらず、電話で呼びまだ暗い中帰宅。

前へ    次へ