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4/24-30  
今回はほぼ初日からこちらの時間で動けています。少し昼寝をしつつ、夜まで起きて朝まで眠るサイクルがうまくいっています。飛行機内でよく眠れたことと、体を動かして食事をタイミングよくとることで何とかやっているところです。

でも少し風邪を引いてしまい、頭が回りにくくなっています。でもさほど悪くはなさそうなので、何とか仕事は進んでいます。

次のセミナーに向けての発表資料づくりがこれから暫くの重要課題。大枠は見えてきたので、足りない部分のデータ解析を進めていきます。気は乗らないけれど、できるだけやらないと仕方ありません。

携帯電話を新しくしました。前のものは通常使用できるけれど、バッテリーの持ちが悪くなったため買い換えることにしました。少し機能が良くなって使いやすくなったように感じます。


5/1-6  
セミナー発表準備に大半の時間を使う。作図修正を繰り返し、ようやくストーリーを作り上げる。初めての内容でどこまでうまくいくか分かりませんが、手持ちの内容で出来る限りの中身にはなったと思います。あとは原稿を書いて発表準備をしていきます。


5/7-13  
発表資料はできたので、原稿を書いて覚えていく作業を繰り返す。毎日やってだいぶ頭に入ってきました。あまり深い内容とは言えないけれど、広い聴衆に分かってもらうためには丁度いいかと思っています。研究室内で風邪を引いている人がいるので、外に出て静かな環境で作業中。

次の研究会用の準備も進めています。短い発表だけれど将来計画に関わるので、何か貢献できないかと練っているとほとんど進みません。週末にかけて仕上げたいところ。

今週から日本からの訪問研究員の方が来ています。空港まで迎えに行き、周辺案内と研究の話を進めていきます。早速ミーティングで発表してもらいました。滞在中に経験を積み、先に繋がる仕事をやってくれたらいいなと思っています。

裏庭に時々侵入してくる猫。


5/14-20  
学生の博士論文審査会。よく準備したので問題無いだろうという状態で送り出しました。堂々と発表し、ヒントをもらいつつ無難に質疑をこなし、見事に学位取得となりました。色々苦労はあったけれど、ようやく実を結ぶことができてよかった。

セミナー発表に呼ばれたので出張してきました。今まで行ったことのないところで知らない人ばかりだったけれど、温かく迎えてくれて、広い意味で研究内容の議論をしたり、他分野との関連性を見たりして、普段できない話をできたのは有意義でした。一部の研究室案内もしてもらい、普段入れない実験室の様子も見せてもらえました。


5/21-27  
今週は一日しか大学にいないので、研究室メンバーの人達の様子を慌ただしく見て回り、現状把握と今後の方針について議論する。一人で前に進める人は良いけれど、そうでない人は立ち往生してしまうので、部屋を空ける期間が続くと仕事が進んでおらず問題です。他の人に応援を頼んで何とかここ数週間を乗り切りたい。

研究会でコロラド州へ。街自体は前にも来たけれど、今回は別な研究所です。将来計画についての話し合いで、少しでも貢献できたらと思い参加しました。色々な分野の話が聞けたのは良かったけれど、予想通り話は発散気味で、まとまりのないまま終わった感があります。主催者はそのつもりだったのかもしれないけれど、改めてこういった場のまとめ方の難しさを感じました。

昼休みに周りを散策してみました。緑豊かでいいところです。





5/28-6/3  
今週は学科のセミナー発表にあたっているので、準備の仕上げにほぼかかりきりになる。忙しくなるのを見越して大体できていたけれど、調整と練習に時間がかかります。学生の発表も今週だけれど、ある程度まで添削した後は他のメンバーに任せました。一週間前にようやく研究の方向性が見えてくるようでは手に負えないというのもありましたが。

水曜にはキャンパス内で銃撃事件がありました。学科は違うけれど同じ建物群の中での出来事で、騒然となりました。既に建物内にいた人たちは部屋に閉じこもり、警察の指示があるまで出てこないようにと言われていました。二時間ほどで解除になるまで、不安な時間を過ごしていたと思います。不幸なことにアメリカではもはや珍しくなくなった光景ですが、構内には誰でも入ってこれますし、急に巻き込まれたら防ぐ手立てがないのと、事前に防ぐ取り組みが弱く、個々で何とかできる範囲を超えているのが悩ましいところです。

私はこの日はたまたま家で仕事してから遅出することにしていたのでキャンパス封鎖後に大学に着き、建物に入れないので帰宅しました。 他の研究室メンバーの一人はテスト中で教室に立てこもり、一人は研究室に立てこもり、残りの人たちはまだ出勤していませんでした。全員無事だったけれど、朝10時でまだ大学に来ていない人が半数以上だったのは別な意味で問題でした。

その次の日にセミナー発表。これまで学会等で発表したことのない内容を多く盛り込んだのと、広い聴衆に分かってもらうように方向性を定めたのと、以前にもらったコメントを元に練りなおしたのが良かったと思います。セミナー前に今後の方向性について何人かに話を聞く機会がありましたが、評価は広く分かれていて何ともしがたいところです。


6/4-12  
奥さんのご両親が長期滞在でロサンゼルスに来られました。まずは普段の買い物や食事場所を案内する。問題なのは英語を話さないので、外出時には奥さんが連れて行ってあげなければいけないこと、こちらは初歩的な中国語がポツポツと出るだけなので、会話がままならないことです。これからどんな生活になるのやら。。。

今週は普通の生活なので、まずは論文修正を二件一気に進める。学生の論文添削など他の仕事も進めていく。次の研究会が迫っているので、そちらの準備も始めます。あまりゆっくりしていられません。

夕食は家でとっています。奥さんのお母さんが毎日作ってくださるので。野菜中心の食事で健康的です。家を掃除してくれたりして助かりますが、気を使うし色々連れて行くのに時間もかかります。

週末は農園に出掛けて野菜果物を仕入れました。一時間ほど離れた郊外にあり、買いたいだけ農園から収穫して量り売りをしてくれます。軽く観光のつもりでしたが、奥さんのお母さんがエキサイトしてしまって二時間も滞在し冷蔵庫いっぱいにするほど購入されました。その後はアウトレット、次の日は海と追加の買い物と、とても元気に活動されました。買い物中はついて行かず仕事に回せたのが救いでしたが。


6/13-18  
研究会に向けた準備をすすめる。短い発表ばかりだけれど数があるので時間がかかります。余裕があればもっと修正したいところだけれど、限られた時間で何とかするため仕方なく見切りをつけながら片付けていく。学生のぶんや共同研究者のぶん、自分のセッションの準備もあって、ぎりぎりまでかかりましたが、何とかなりました。セッションは前回の反省を踏まえてうまく準備したつもりなので、どこまで改善されているか、どんな予期しない問題が出てくるかが焦点になりそうです。


6/19-25  
研究会でSanta Feへ。色々発表の機会をもらって、いろいろな人から声をかけてもらえたのは良かったと思います。自分の担当するセッションは、思ったよりスムーズに行き過ぎて時間が余ってしまいましたが、内容としては前回より進んだと思います。課題は残りましたが、次回また改善したいところです。

合間の時間を今後の方向性の相談に使いました。意見はだいぶ割れており、まだ決定打は出ていません。その影響と、興味あるセッションが多すぎて聞き逃したものが多くありますが、グループメンバーと手分けしていくつか補足しました。仕事が多すぎたせいか新しく学んだことは少なかったように思えましたが、それでも来てよかったと毎回のごとく思います。


6/26-7/2  
研究会のまとめと学生の研究相談で一週間が過ぎて行きました。久々にまとまった時間が取れたので、論文を読んで勉強したり、普段できないデータ解析をしたりして時間を使います。

一番下の学生が、研究内容に興味が持てないという相談に来ました。これは予想外だったのでかなり困りました。もっと物理的なアプローチがほしいという要望だったので、まずは今の内容で切り口を変えてみます。それでも改善しなければ、テーマを変更することを視野に入れていかなければいけなさそうです。本人のやる気を出すのが第一なので何とかしてみますが、今までにない展開で先行きが心配です。


7/3-9  
問題の学生は前に進み始めたので、ひとまず良いようです。一時的な気分の影響もあったようですが、こちらの対応の仕方も変えたので、このままうまくいくことを期待します。

論文読みをしたり、共同研究者の仕事をしたり。


7/10-17  
奥さんの親戚を訪ねにノースカロライナ州へ。4年ほど前に行って以来です。奥さんのご両親と一緒に過ごしてもらうことが目的ですが、自分も参加させてもらって親戚の子と遊んだりして過ごす。歩きまわって疲れましたが、そうでもしないと言葉が通じないので暇ですから。外は蒸し暑くて日本の夏のようです。

移籍先候補地を見学に行く。難しい判断になりそうですが、近日中に決めたいと思っています。


7/18-23  
AGU Macelwane Medalを受賞しました(受賞者リスト)。これはアメリカの学会の若手科学者賞です。分野から受賞者が出ないことも多いですが、今回幸運にも頂くことになりました。推薦してくれた先生方、これまでに関わった多くの共同研究者の方々のお陰であり、大変感謝しております。


7/24-30  
今週からはしばらく落ち着いて仕事ができます。溜まった仕事を片付けつつ、論文読み、データ解析を進めていきます。夏の間に研究を進めておきたいところ。

来年度からの行き先を仮決定しました。手続きに時間は掛かりそうだけれど、そのうち終わるでしょう。あまりうれしい気分ではないけれど、新しい環境で新しいことを経験できるという意味では良い変化だと考えています。引越し作業について考えていかないと。


7/31-8/6  
自分の仕事を淡々と進めていく。

動くのはまだ先ですが、グループのメンバーに異動の件を順番に話していく。予想された結果ではあるけれど付いて行く人と残る人に分かれそうですが、皆研究テーマと指導体制は今のまま続けたいと言ってくれました。今のやり方を信頼してくれているのは嬉しいことです。どちらの立場の人ともうまく進めていけるようにしていきたいところです。


8/7-20  
データ解析を少しずつ進めていく。

三人目の学生の論文がようやく受理されました。初投稿から二年もかかって長い道のりでしたが、ようやくひとつ結果になって胸をなでおろしました。少しは本人の自信に繋がればいいなと思います。ただ基礎学力が欠けているので、その自覚を促していっているところですが、なかなか本気になってくれません。もう3年も経ったので、ここでやらなかったらこの先伸びる余裕はないというくらいの覚悟で見ており、これで無理ならあとはだましだましやっていくしかないかと思っています。

引越し業者の選定を終え、荷造りを始めました。当面はこちらの所属のままにすることにしたので、身の回りの必要なものだけの小さな移動にするつもりです。それでも荷物の整理を始めたらなかなか終わらなくて、時間がかかりそうです。


8/21-28  
共同研究者のproposal添削、データ解析、事務作業。


8/29-9/9  
引越し用の荷造りを地道に進めていく。自分の私物は早くに終わりましたが、共用のものは量が多いのとどれを持っていくvs置いていくかの判断が難しくてかなり時間がかかりました。それでも引越し前には作業を終える。引越し先は狭いのであまり持って行きたくない派の私と、なるべく詰め込みたい派の奥さんとで度々意見が衝突しました。他にもやり方の違いでよく小言を挟まれ、進めていくのは大変でした。

家を空けがちになるので、部屋を貸し出すことになりました。他人を上げるのに気乗りしませんが、奥さんが勝手に進めてしまい仕方なく。しかしあまり責任感のあるタイプの人達ではない印象があり、何か問題が起きないか心配です。


9/9-9/16  
業者が来て荷物の搬出。ソファー梱包の際に床に傷をつけられてしまいましたが、それ以外は問題なくスムーズに終わりました。残った時間で片付け、学生たちと今後の進め方の話、次の出張準備と慌ただしく時間が過ぎていきました。

一応これでUCLAに居ながら仕事をするのは終わりです。でも所属は残ったままだし、時々戻ってくるので特に感傷的にはなることなく、長い出張の気持ちで出発。この先どうなるかはまだ分かりませんが、まずは次の場所で新しい環境に触れながら色々吸収できたらと思っています。

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